Garden Holly



Garden HollyはCBGに参加しています。


 Holly はセイヨウヒイラギ Ilex aquifolium でクリスマスの飾りとして使われることで有名です。モチノキ属(Ilex)は全世界に400種あまりが知られ、国内でも23種類ほどが分布しています。常緑、または落葉性の樹木でいくつかの種類は冬に赤い実を稔らせ、観賞樹として庭に植えられています。
 Garden Hollyは愛知県、岐阜県内にいくつかの圃場をもっており、それぞれの栽培条件にあった植物を栽培しています。本園ではこの仲間を含めて多くの植物を栽培していますが、特に力を入れているのが以下の植物です。

シダの仲間

 シダといえばゼンマイ、ワラビなど食用になるものをすぐに思い浮かべますが、庭に植えられる種類も多く、その緑の葉は私たちの気持ちをやわらげてくれます。葉はすべて緑色といっても種類により様々で、姿・形となるとまさに千差万別です。この頃栽培を楽しむ人も多くなり、かなりの種類が庭に植えられたり、鉢植えとして鑑賞されたりしています。
日本は世界有数のシダの種類の多いところで、少し山に入れば数十種類のシダをすぐに見ることができます。また、花屋さんでは世界から導入された多くの園芸品種を見ることができます。


ペレニアルプランツ

 ペレニアルプランツ(宿根草)は、一度植えつけたら何年も楽しむことができるという特徴を持っています。数年に一度の株分けを兼ねた植え替えは必要ですが、それでも最小限の手入れですみます。
これらの植物は主に花壇(ボーダー花壇)やロックガーデンに植えられますが、鉢植えとして楽しむことのできる種類もたくさんあります。
庭に植える場合耐寒性と耐暑性が問題になります。各植物がどの程度耐寒性をもつかはこの頃ではかなりあきらかになってきています。
 ここで栽培されているペレニアルプランツはZ6とZ9の圃場で栽培されていますので、ほぼ日本全国どこでも栽培できるものばかりです。しかしZ6で栽培されているものの中には関東以南の低地で栽培する場合、耐暑性が問題になるものがあります。これは個々の種類で違いますのでなんとも言えません。


熱帯山地の植物

 熱帯の植物といえば高温多湿を好むと思いがちですが山地の植物は必ずしもそうではありません。
というのも熱帯の山地は一日の最高気温は25℃どまり、最低気温は10〜15℃と、とてもマイルドな気候条件にあるのです。これは日本でも低地では30℃以上にもなっても高原では過ごしやすいのと同じです。
 このような場所に自生する植物から改良された園芸植物を日本で栽培する場合、冬は加温が、夏は冷房が必要になってしまいます。
しかしこのようなことはなかなかできることではありません。本園では夏と冬に植物を移動させることでこれを解決しています。


ブロメリア

 花屋さんで見られる種類はそんなに多くないのですが、その種類は極めて多く、アメリカなどでは専門の会があるほど栽培は盛んです。国内で露地栽培ができるのは沖縄地方などごく一部ですが、鉢物として鑑賞するに楽しい種類が一杯あります。室内の簡単な保護で栽培できるのも多く、これからが期待できる植物群です。


栽培植物リストについて
 
 本園で栽培されている植物のリストです。これから少しずつですがまとめていきたいと思っています。また、園内には様々な植物も自生しており、それらのうち重要なものについては併記しました。
名前は学名を基本としています。園芸植物の名前には様々なものが使われていますが、英名や和名、あるいは商品名といったものは混乱が多く、的確にその植物を指すことができない場合があります。そのためにできる限り学名を基本として使用し、そのつど適当な和名などを使用していきたいと考えています。
また学名には命名者名が付記されることも多いですが、正確を期すためには必要かと思いますが、ここでは引用しませんでした。
 間違いなどもあると思いますので、それらはぜひご指摘をお願いします。

                 
園芸図書館
 本園には園芸植物に関する様々な文献が集められています。少しずつ整理をしながら紹介をしていこうと思っています。


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